第2回探究心を育む『遊び』研究会 研究発表
2月3日(土)に横浜市庁舎1階アトリウムで第2回探究心を育む『遊び』研究会 の成果報告を幼稚園、認定こども園、保育園、小学校及び特別支援学校の保育士・教諭が行いました。
三松幼稚園は去年に続いてのエントリー、年長組の二人の先生が大勢の前で発表を行いました。
幼稚園教育要領の中に「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)」というのがあって
・健康な心と体
・自立心
・協同性
・道徳性・規範意識の芽生え
・社会生活との関わり
・思考力の芽生え
・自然との関わり・生命尊重
・数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
・言葉による伝え合い
・豊かな感性と表現
これらが幼児期には遊びの中でほど豊かに育つと考えられていて、こうした学びを小学校以降に如何に繋げて、探求的な学習意欲を育てていくかというのが現在の教育の大きなテーマになっています。
この横浜市主催の研究会もそうした取り組みの一つでです。
三松幼稚園の今回の発表テーマは『遊びの中に文字がある!』です。
幼稚園で、子どもたちはさまざまな遊びを展開し、その中で楽しく文字に触れ、使うことの楽しさと出会います。
お店屋さんごっこ一つとっても、看板を作ったり、メニューを考案したり、注意がきを書いたり…。
運動会でリレーの順番を考えたり、お手紙を書いたり…、あまり文字に興味がなかった子もこうした遊びを通して文字に興味を持ち始めます。
最初のうちは、絵と文字が入り混じったり、逆さ文字になったり色々しますが、やってみようとするのが大事なのです。
興味がないのに無理やり文字を教えても身につかず、書くことが嫌になってしまいます。
保育者は、興味が出た頃を見計らって、文字を使う遊びを増やしたり、文字のスタンプを出したり、一人ひとりが書くことをサポートするわけです。
こうした幼稚園の活動の色々を今回の二人の保育者は発表しました。
とても堂々とした発表で、またとっても楽しい発表で、来場者から大きな拍手をもらいました。
小学校の先生たちも「こうやって子どもが文字に親しんでいくんですね、いいですね」と感動されていました。
子どもたちが作った占いも大人気でした!
園長